Super Fine TFT技術
高輝度と広色度域の両立
「高輝度」と「広色度域」は、ともに高画質を実現するための重要な要素ですが、液晶ディスプレイにおいて、この2つはトレードオフの関係にあります。一般的な液晶ディスプレイは、カラーフィルタと光源の組み合わせによって色を表現することが可能になります。色の再現領域(色度域)の拡大は、着色膜を厚くしたカラーフィルタを採用することによって実現できますが、その分、液晶パネルとしての透過率が低くなってしまうため、同じバックライトシステムとの組み合わせでは、輝度が低下してしまいます。
Tianma Japanは、「高輝度」と「広色度域」とを両立させるために、SFT技術をさらに進化させ、液晶パネルの透過率改善に努めてきました。その結果、色の再現性が求められる用途向けの製品では、輝度を犠牲にすることなくNTSC比70%を超える広色度域を実現し、放送やグラフィック、医療といったプロフェッショナル用途にも堪えうる、明るく鮮やかな色再現を可能にしています。
※広色度域を必要としない分野向け製品やモノクロ製品については、SFT技術による透過率向上を高輝度化に活かしています。
「SFT」は「Super Fine TFT」の略称です。