SFT2採用・超高精細30型ワイドモデルの開発
報道関係各位
2016年4月27日
NLTテクノロジー株式会社
NLTテクノロジー(代表取締役社長:于徳樹、本社:神奈川県川崎市)はこのたび、医療機器向けの表示デバイスとして、30型ワイドフォーマット、解像度3280×2048ピクセルの液晶モジュールを開発しました。
このたびの開発品は、新たに当社のサイズラインアップに加わった30型ワイドモデルを採用するとともに、6メガピクセル(6MP)の超高精細画質を実現しました。当社の従来製品21.3型3メガピクセルの2倍にあたる情報を同じ画面上に一度に表示でき、医療診断機器の進化によって増加する診断画像の効率的な表示、ならびに診断作業の能率改善に貢献します。
また本開発品は、当社独自の高画質化技術・Super Fine TFT 2 (SFT2)技術を採用し、従来の21.3型製品に比べてコントラスト比を約30%改善しています。NLTテクノロジーでは、従前より独自の水平電界方式を用いた広視野角化技術・Super Fine TFT(SFT)の開発と改良を行っていますが、このSFT2は、LCD表示素子の画素構造に新開発構造を採用したことにより開口率を大幅に向上させることが可能で、広視野角、広色度域、高コントラストといった良好な表示特性と高精細を両立しながらも、消費電力を大幅に抑制することができます。
開発品のサンプル出荷は8月、量産は2017年に開始予定です。
なお、当社はこのたびの開発品を、5月11日から13日まで東京ビッグサイト(東京都)で開催される展示会「組込みシステム開発技術展(ESEC)2016」(西12-65)と、5月24日から26日にアメリカ・サンフランシスコで開催される「SID Display Week 2016」(#905)に出展します。
30型ワイドモデル 主な仕様
品名 | NL328204AC19-01 |
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画素数 | 3280 x 2048 (6MP) |
表示色 | 10億色 |
輝度 | (1000)cd/m2 |
コントラスト比 | (1500:1) |
視野角 | (H)176°/ (V)176° |
消費電力 | (126)W |
インタフェース | eDP 4 lanes |
特記 | Super Fine TFT 2、広色度域72%、LED駆動回路内蔵 |
以 上
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