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業界最高水準の高輝度を実現した医療用TFTモノクロ液晶ディスプレイモジュールを販売開始

2006年04月13日
NEC液晶テクノロジー株式会社

「NL204153AM21-07A」,「NL160120BC27-14」

NEC液晶テクノロジー(代表取締役社長:奥野和雄、本社:神奈川県川崎市)はこのたび、X線画像の読影診断をはじめとする医療用途向けに、QXGA(2048×1536ドット)表示対応、対角 54cm(21.3型)アモルファスシリコンモノクロTFT(薄膜トランジスタ)液晶ディスプレイモジュール「NL204153AM21-07A」を製品化し、本日から販売活動を開始します。

新製品は、当社独自のSA-SFT(Super-Advanced Super Fine TFT)技術と直下型高出力バックライトシステムを組み合わせることにより、300万画素を超える高精細モデルとしては業界最高となる1500cd/m2 の高輝度を達成するとともに、高いコントラスト特性と表示画面の輝度均一性を実現しています。

新製品のサンプル価格は350,000円で、2006年6月中旬より出荷を開始します。今後1年間で2万台の販売を見込んでいます。

新製品の主な特長は以下の通りです。

  1. 業界最高水準の高輝度
    高透過率を実現する当社独自のSA-SFT技術と直下型高出力バックライトシステムとの組み合わせにより、300万画素を超える高解像度表示が可能なモノクロ液晶ディスプレイモジュールとしては業界最高となる1500cd/m2の高輝度を実現。輝度を絞って使用することで、長期間安定した輝度を保つことも可能。
  2. コントラスト特性の改善
    パネル設計の見直しにより、従来製品「NL160120AM27-06A」に対して、黒の輝度レベルを30%以上抑制。これにより、300万画素を超える高解像度表示が可能なモノクロ液晶ディスプレイモジュールとしては業界最高となる850:1の高コントラストを実現。さらに、光学設計の最適化により、従来、水平電界(In Plane Switching)方式の液晶ディスプレイモジュールの課題の一つであった、画面を斜めから見たときに発生する「黒浮き」現象を抑制し、コントラスト比の視野角特性も大幅に改善。
  3. 輝度均一性の向上
    パネル設計や光学設計の見直しにより、画面内の場所の違いによって生じる輝度の差を抑制し、画面全体の高い輝度均一性を実現。

NEC液晶テクノロジーは、かねてから医療をはじめとするハイエンド・プロフェッショナル分野における高度なニーズに応えるため、独自のSFT技術をベースに、液晶ディスプレイモジュールのさらなる高画質化を目指して研究・開発を重ねてきました。このたびの新製品は、これらの研究・開発の成果と、長年培ってきた最適化設計の技術とを総合することで、読影診断用途として最もニーズの高い300万画素クラスの液晶ディスプレイにおいて、長期間にわたって均一な画面を保持したいという市場のニーズに応えたものです。

NEC液晶テクノロジーは今後も、医療現場の高度なニーズに対応する製品を提供して医療のIT化に貢献するため、さらなる高画質の追求に取り組んでいきます。

なお、NEC液晶テクノロジーは同時に、CADやDTPなどの用途に適したUXGA(1600×1200ドット)表示対応、対角54cm(21.3 型)アモルファスシリコンカラーTFT液晶ディスプレイモジュール「NL160120BC27-14」も、本日から販売活動を開始します。新製品のサンプル価格は150,000円で、本年6月中旬から出荷を開始する予定です。今後1年間で10万台の販売を見込んでいます。

当社はこのたびの新製品2機種を、4月19日~21日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「Display2006」に出展します。

新製品の仕様は、別紙をご参照下さい。
対角54cm(21.3型)「NL204153AM21-07A」の主な仕様 (別紙1)
対角54cm(21.3型)「NL160120BC27-14」の主な仕様 (別紙2)

以 上

プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。