ハイエンドモニタに適した大画面TFTカラー液晶ディスプレイの発売について
2000年04月04日
日本電気株式会社
51cm(20.1型)TFTカラー液晶ディスプレイ「NL128102AC31-02/02A」
NEC(NECエレクトロンデバイス)はこのたび、グラフィックデザイン、ワークステーション、CTP(Desk Top Publishing)などのハイエンドモニタに適したデジタルインタフェース1677万色表示の51cm(20.1型)高精細・超広視野角のアモルファスシリコンTFT(Thin Film Transistor;薄膜トランジスタ)カラー液晶ディスプレイを製品化し、本年6月から順次サンプル出荷を開始いたします。
新製品は、CRTの22~23型に相当する20.1型の大型画面を有するカラー液晶ディスプレイであり、主な特長は以下の通りであります。
- 1280x1024画素の大容量画素で、RGB各8ビットの信号処理方式により1677万色同時表示が可能。
- 2ポートLVDS方式のデジタルRGB入力対応モデルに加え、TNDS方式のデジタルRGB輝度信号入力とアナログRGB輝度信号入力の双方に対応可能なモニタインタフェースボードを内蔵したモデルも用意。
- アナログインタフェース仕様の51cm(20.1型)品と外形並びに取り付け穴位置、取り付け穴と表示画面中心との相対位置関係の互換性に配慮した設計により、既存筐体を利用したバリエーション展開が容易。
新製品の名称は、LVDS方式対応の「NL128102AC31-02」、およびTMDS/アナログRGB両方式対応の「NL128102AC31-02A」の2品種であります。
新製品のサンプル価格は、LVDS対応品が30万円、TMDS/アナログRGB対応品は33万円となっております。量産は本年6月から順次開始し、量産規模は、20.1型シリーズ全体で月産5000台を予定しております。
環境保全型製品を求める世界的な社会潮流の中で、省スペース、省エネルギー性能に優れ、人の眼にも優しい表示の可能なTFTカラー液晶ディスプレイのモニタへの応用が本格化してきました。 NECは、独自のアナログ信号処理方式によるCRTインタフェース互換を実現した12.1~21.3型までの幅広いラインアップのカラー液晶モジュールを揃え、広範な応用分野でご利用いただいております。 しかしながら昨今、映像信号劣化の回避と低コスト化の両立を狙い、デジタル信号伝送方式を採用した液晶モニタも普及の兆しが見え始めています。 NECでもすでに14.1~18.1型のモニタ用モジュールにはデジタル信号入力方式の製品も用意しておりますが、ワークステーション、グラフィックデザイン、CTP、医療機器などのプロフェショナルユーザ向けハイエンドモニタ用ディスプレイとしては、20型クラスの大画面、SXGAクラスの大容量で多色表示が可能な製品が求められております。新製品は、このようなニーズに応えるため製品化されたものであります。
なお、新製品は4月12日から14日までパシフィコ横浜で開催される「電子ディスプレイ展」に出展いたします。
新製品の主な仕様は別紙をご参照下さい。
以 上
プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。