2007年10月24日～26日までの3日間、パシフィコ横浜展示ホールにおいて開催されました「FPD International 2007」に出展致しました。

※展示会は終了いたしました。たくさんの方にご来場いただき、ありがとうございました。

今回の当社ブースでは、当社のほこる４つのコアテクノロジーをベースとする様々な先進技術を搭載した次世代ディスプレイソリューションをご紹介しました。特に、当社の新たなコアテクノロジーである「Value Integrated TFT (VIT) 技術」については、ステージでのプレゼンテーションと、ステージ前に並べた製品サンプルによるデモンストレーションを交えながら、詳しく、わかりやすくご紹介いたしました。

液晶ディスプレイの新たな価値を創出「VIT技術」コーナ

VIT技術は、液晶パネルにさまざまな回路や機能を組み込むことによって高付加価値化を実現する技術で、「高集積化」と「高機能化」の２つの技術トレンドがあります。今回は「DRAMフレームメモリをガラス基板上に一体成形した製品（世界初）」「300ppiを超える超高精細とNTSC比100％の高い色再現性を両立する製品」「広視野角と狭視野角を制御できる製品」「高精細な2D表示と3D表示を混在/切換表示できる製品」などを、実際に操作していただくことによって、VIT技術がもたらすさまざまなメリットを実体験していただきました。

究極の高画質に向けて常に進化「SFT技術」コーナ

SFT技術は、水平電界駆動方式による広視野角技術をベースにした高画質化技術で、医療や放送、映像製作、デザインをはじめとするプロフェッショナル分野で高い評価を頂いております。今回は、「カラー製品でありながらX線などのモノクロ画像の読影診断も可能にする超高輝度・高コントラスト製品」「モノクロ製品でありながらバックライト光源にカラーLEDを使用することにより白色点の変更が可能な製品」をはじめ、超高コントラスト製品、超広色度域製品、動画対応倍速駆動製品などを展示し、最新のSFT技術の一部をご紹介しました。

どんな外光環境でも鮮明表示「NLT技術」コーナ

NLT技術は、強外光環境下でも高い視認性を実現する技術で、半透過型液晶ディスプレイをベースにするSR-NLT技術と、透過型液晶ディスプレイをベースにするST-NLT技術があります。今回、SR-NLT技術コーナでは、「反射モード・透過モードの比率」と「反射方向特性の違い」による４つのタイプを比較展示し、お客様が想定されている用途にどのタイプが最適かをご確認いただきました。また、ST-NLT技術コーナでは、強外光環境下で一般的な透過型液晶ディスプレイとの比較展示を行い、圧倒的な視認性の差を体感していただきました。

ニーズに即したベストソリューション「適応設計技術」コーナ

適応設計技術は、お客様の多彩なニーズにきめ細かく対応するために、トータルパッケージとしての液晶ディスプレイの完成度を高める技術です。今回は、デジタル動画コンテンツの表示用途はもちろん、限られたスペースにより多くの情報を表示したいというニーズにお応えする各種ワイドフォーマットに対応した製品群、およびバックライトシステムの光源に白色LEDを使用することによってコンパクト化、低消費電力化、低ノイズ化、水銀レス化、耐衝撃性向上など様々なメリットをもたらす製品群をご紹介しました。

新技術コーナ

半透過IPSのコーナでは、独自のパネル構造と駆動技術によって、従来困難とされてきた半透過技術と水平電解方式とを双方のメリットを損なわずに融合させ、SFTの広視野角・高画質とSR-NLTの強外光下での視認性とを両立させることに成功した製品をご紹介しました。また、新レンダリングのコーナでは各色のサブピクセルを独立制御することによって、少ないサブピクセル数で高解像度＆高輝度表示を実現した製品を、従来の縦ストライプ配列の製品と比較展示することによりご確認いただきました。

新製品コーナ

2007年5月から10月に販売活動を開始した11製品を、それぞれの製品がどのコーナに展示されているかの案内とともに、ご紹介いたしました。

SVA-NECコーナ

上海広電NEC液晶顕示器有限公司は、中国の上海広電有限公司とNECの合併による液晶モジュールメーカで、2004年10月に中国初となるTFT液晶モジュールの量産を実現しました。今回は、3原色LEDバックライトを採用した47型TV用液晶モジュールをはじめ、7製品をご紹介しました。