汎用モニタに適した大画面・高精細TFTカラー液晶ディスプレイの発売
報道関係各位
1998年3月18日
日本電気株式会社
46cm(18.1型)TFTカラー液晶ディスプレイ「NL128102AC28-01A」
NECはこのたび、ワークステーション、高性能パソコンなどのCRT互換汎用モニタへの搭載に適したアナログインタフェース・フルカラー表示の46cm(18.1型)高精細・超広視野角のアモルファスシリコンTFT(Thin Film Transistor;薄膜トランジスタ)カラー液晶ディスプレイを製品化し、「NL128102AC28-01A」の名称で、本年5月からサンプル出荷を開始いたします。
新製品は、NECがこれまで展開してきた液晶モニタ用大型・高精細製品ラインアップを強化するもので、1280×1024画素という高解像度でNEC独自のアナログ信号処理技術によるフルカラー表示が可能なディスプレイであり、
- CRTの20型に相当する画面対角サイズ46cm(18.1型)の大型画面を有していること
- 多様な入力信号を自動判別し、表示させる解像度に応じた表示制御用信号(ドットクロック)を発生する「CRT互換アナログインタフェースボード」を内蔵していること
- 1280x1024画素よりも画素数の少ない信号を表示する場合でも画面全体を有効に利用した表示が可能なマルチスキャン・画面拡大機能を搭載していること
- 新液晶モードにより超広視野角であること
などが主な特長となっております。
新製品のサンプル価格は48万円となっており、量産開始は平成10年8月以降、月産2000台を予定しております。
近年、パソコン市場の急成長に伴いCRTモニタ市場も拡大しております。しかしながら、環境保全型製品を求める世界的な潮流の中で、省スペース、省エネルギー性能に優れ、人の眼にも優しい表示が可能なTFTカラー液晶ディスプレイのモニタへの適用が期待されております。
既に、CRTモニタの主たる市場である17型クラスに対応する画面サイズ14から15型の領域では、CRTモニタに比較して価格競争力の高い製品投入による市場拡大が進んでおります。
CRTモニタのハイエンド市場に対応するものとしても、NECでは、アナログフルカラー、超広視野角などを特長とする20.1型製品を市場に投入しており好評を頂いておりますが、よりコストパフォーマンスの高い18型クラスの画面サイズのモニタ用製品を要望する声が多くなっており、新製品は、このようなニーズに応えるため、製品化したものであります。
今回の新製品投入により、画面サイズでは12.1型から20.3型まで、画素数では78万画素から131万画素、192万画素まで、多様なモニタ用製品ラインアップが完成し、ユーザニーズにきめ細かく対応することが可能となりました。
なお、新製品は4月22日から24日の間、パシフィコ横浜で開催される電子ディスプレイ展に展示する予定であります。
新製品の主な仕様については別紙をご参照下さい。
以 上
プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。