第8.6世代ライン新設に関するお知らせ
報道関係各位
2022年5月16日
Tianma Japan株式会社
天馬微電子股份有限公司(天馬)は、新たな第8.6世代(G8.6)のアモルファスシリコンTFTライン、「TM19」を中国・福建省厦門に設立することを決定しましたのでお知らせいたします。「TM19」の稼働開始は2024年下半期の予定です。
新たなTM19は、車載、情報端末などの民生用、産業用機器など、幅広い市場に向けたディスプレイ製品を生産します。天馬グループでは、現在G2からG6のラインで主に小型・中型のディスプレイ製品を市場へご提供していますが、このたびのG8.6ラインの新設によって、大型サイズへの対応や、さらなるラインアップの拡充が可能になります。
近年、ディスプレイ製品を搭載した機器の使用環境やバリエーションは飛躍的に拡大し大きな変化を迎えています。自動車市場においては、コネクテッドカーや自動運転技術などの躍進により、車載用ディスプレイの重要性と需要は一段と高まり、なかでもマルチスクリーン化やより大きなスクリーンサイズへの需要が加速傾向にあります。また、スマートホンやタブレット、ノートパソコンといったスマートデバイスと呼ばれる情報端末市場においては、近年の世界的な感染症流行の影響を受けて需要が拡大を続け、同時に更なる高性能化への要求も継続しています。
このたびのTM19の新設は、こうした市場環境の大きな変化に対応し、同時にさらなる製品品質の向上を実現するものです。
天馬グループは、新ラインの設立を契機としてより最適なソリューションをお客様へご提供し、中小型ディスプレイ分野でのリーディングカンパニーを目指します。
■新設ライン概要 | |
名称: | G8.6 TFTパネル生産ライン「TM19」 |
技術: | アモルファスシリコン |
投入能力: | 120K/月(量産時) |
投資額: | 330億人民元(US$5.2B) |
量産開始計画: | 2024年下半期 |
所在地: | 中国福建省厦門 |
以 上
プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。