eDP採用・液晶モジュール2機種の開発
高速伝送インタフェース対応製品のラインアップ
報道関係各位
2015年9月29日
NLTテクノロジー株式会社
NLTテクノロジー(代表取締役社長:大井進、本社:神奈川県川崎市)はこのたび、embedded DisplayPort(eDP)インタフェースを採用した、15.6型Full HD解像度の産業向け液晶モジュールを開発しました。また、同じくeDP採用の18.5型Full HD解像度モデルの開発にも着手しました。
このたび開発した15.6型モデルは、産業用機器でも需要が高まっているFull HD解像度と、NLTテクノロジー独自の高画質化技術・Super Fine TFT(SFT)を採用し、優れた表示特性を発揮します。また薄型・軽量設計により、ポータブル端末からハイエンド機器まで、幅広い場面での利用に適しています。
一方、開発を進めている18.5型モデルは、同サイズでは数少ないFull HD解像度に加えて、独自の高画質化技術・SFTを採用し、医療機器やHMI機器といったお客様製品の付加価値向上に貢献するものです。
開発品のサンプル出荷はそれぞれ、15.6型モデルは2015年11月、18.5型モデルは2016年前半に順次開始する予定です。
eDP(embedded Display Port)
液晶モジュールとグラフィックプロセッサを搭載するメイン基板の接続に利用する高速シリアル・インタフェース規格です。Display Port規格に対応したグラフィックプロセッサを利用して、PCなどの映像ソース機器と液晶モジュールを直接接続するため、インタフェースのコンパクト化が可能です。また、従来のLVDSよりも高速伝送に対応可能なため信号線が削減でき、回路基板の省スペース化や搭載コネクタの小型化が実現できます。さらに外部クロック信号を用いないため、インタフェースケーブルのEMI対策にも適しています。
産業用ディスプレイ機器の小型化・高精細化が進む今日、コンパクトで高速伝送を実現するeDPインタフェース対応の要求は、ますます高まると予想されます。また主だったグラフィックプロセッサメーカーも、LVDSインタフェースに代わりDisplay Port規格をサポートする方針を示しているため、これに並行してeDP規格の普及は、いっそう加速するものと思われます。
NLTテクノロジーでは、eDP対応製品のラインアップ化を進め、市場のニーズにタイムリーに対応していきます。
なおNLTテクノロジーは、15.6型Full HDモデルの開発品を、10月7~10日に開催される「CEATEC JAPAN 2015」に出展します(幕張メッセ、ホール5・#5K53)。
15.6型Full HDモデル 主な仕様
品名 | NL192108AC18-01D |
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画素数 | 1920 x 1080 |
表示色 | 1677万色 |
輝度 | 400 cd/m2 (typ.) |
コントラスト比 | 750:1(typ.) |
視野角(H/V) | 176˚ / 176˚ |
インタフェース | eDP 8bits |
表面処理 | AG |
LED駆動基板 | 内蔵 |
ほか | Super Fine TFT 広色度域72% |
以 上
プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。