LEDバックライト採用の15.6型、および19.0型液晶ディスプレイモジュール2機種の発売について
~産業用ディスプレイに最適な製品性能を実現~
報道関係各位
2015年5月15日
NLTテクノロジー株式会社
NLTテクノロジー(代表取締役社長:大井進、本社:神奈川県川崎市)はこのたび、産業機器用ディスプレイに最適な、LEDバックライトを採用した対角39.6cm(15.6型)と対角48cm(19.0型)の液晶ディスプレイモジュール2機種を製品化し、販売を開始します。
新製品は、当社が磨き上げた産業向けLCDパネル技術と白色LEDバックライトシステムとの組み合わせにより、従来の製品に比較していっそう優れた製品特性と信頼性を実現しました。またLEDバックライトの採用で、水銀フリーや低消費電力など、環境負荷の低減にも貢献します。
NLTテクノロジーでは、2013年8月より本新製品の販売を開始する予定です。
新製品の主な特長は以下のとおりです。
15.6型カラーWXGA製品 NL13676AC25-01D
- 産業分野の多彩なニーズに対応
産業用ディスプレイで必要とされる性能を幅広く実現。さまざまな用途での使用が可能。
・広動作温度(-20~+70℃)、広保存温度(-20~+80℃)保証
・高輝度 400cd/㎡
・長寿命
・LEDランプ交換可能構造
・LEDバックライト駆動回路内蔵 - ワイドフォーマットに対応
WXGAフォーマットに対応し、15型クラスのワイド製品においてデファクトである15.6型(対角39.6cm)の画面サイズを採用。またワイドフォーマットで多用される動画コンテンツや、テロップなどの文字情報を滑らかに表示する応答速度を実現。
19.0型カラーSXGA製品 NL128102AC29-17
- 優れた視認性
当社独自の高画質化技術であるSFT(Super Fine TFT)技術を採用したコントラスト比1000:1のLCDパネルと高出力LEDバックライトとの組み合わせにより、製品輝度800cd/㎡を有する、高い視認性を実現。微細な陰影表示を必要とする医療用モニタや、明るい環境で使用する産業用ディスプレイなどの用途で優れた視認性を発揮。 - 高い信頼性
高輝度ながら長寿命を達成するLEDバックライトを採用。さらにLCDパネル部材と設計の改善により、-20℃~+70℃の広い動作温度範囲を実現。産業用機器が晒される厳しい温度環境下でも長期間、安定的に製品性能を発揮。
近年、ハイビジョン放送によるワイドへの移行や、特にノートパソコン市場でのワイドフォーマットのトレンドが、ATM、POS、KIOSK端末などの産業用ディスプレイにも波及しています。当社では、これまでにも12.1型WXGA、10.6型WXGA、9.0型WVGAといった製品を販売していますが、今回の新製品15.6型WXGA 「NL13676AC25-01D」は、こうしたワイドフォーマットへの需要の高まりを受け、ラインアップのさらなる充実を図るものです。
一方、従来からある4:3、あるいは5:4の画面アスペクト製品についても根強いニーズが存在します。例えば、医療の分野では近年の医療用画像のカラー表示化に伴って、安定的な画像表示が可能な19型カラーLCDへの要望が強まっています。またパネル・コンピュータなどの産業用ディスプレイ分野においても、IT化の進展により機器の利用環境が多様化しており、視認性の高い液晶ディスプレイを望む声が高まっています。
今回の新製品19.0型SXGA 「NL128102AC29-17」は、優れた視認性を有する5:4アスペクト比製品のラインアップにより、こうした市場の要望に応えるものです。
NLTテクノロジーは産業分野でのさまざまなニーズに応えるため、今後もさらなる高画質化、高信頼性化に取り組み、産業機器市場の発展に貢献し続けます。
なお、当社はこのたびの新製品を、5月21日から23日までカナダ・バンクーバーで開催される「SID Display Week 2013」の展示会に出展します。
新製品の仕様は、別紙をご参照ください。
・15.6型カラーWXGA の主な仕様<別紙1>
・19.0型カラーWXGA の主な仕様<別紙2>
以 上
プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。