お知らせ

  1. トップ
  2. お知らせ
  3. 2012年5月29日

高い視認性と低消費電力を実現したワイドフォーマット対応
10.6型カラー液晶ディスプレイモジュールを発売

報道関係各位
2012年5月29日
NLTテクノロジー株式会社


10.6型液晶モジュール
「NL12876AC18-03/03D」

NLTテクノロジー(代表取締役社長:大井進、本社:神奈川県川崎市)はこのたび、医療用機器や計測器などの産業機器用の表示デバイス向けに、対角27cm(10.6型)、WXGA(1280×768ピクセル)表示対応のカラー液晶ディスプレイモジュール「NL12876AC18-03/03D」を製品化し、販売活動を開始しました。

新製品は、近年産業分野でも広く普及しているワイドフォーマットに対応するとともに、当社独自の高画質技術であるSFT(Super Fine TFT)技術を適用して、超広視野角を実現します。また、同じく当社独自の色変換技術・ColorXcellを採用することで、低消費電力ながら鮮やかな色彩表示を可能にしています。

新製品の主な特長は以下の通りです。

  1. 高機能性
    より多くの情報を表示できるワイドフォーマットの特性を活かして、自由度の高い使用方法が想定されます。例えば、従来の4:3比の画面を表示して、余白にメニューボタンを表示させる、といった使用が可能です。
    また、最大で厚さ7mm、質量270gと薄くて軽い狭額縁モデルで、一層のコンパクト設計が可能です。
  2. 優れた視野角特性
    高い透過率と優れた視野角特性を実現する当社独自のSFT技術の適用により、水平・垂直とも176度の超広視野角を実現し、さらに見る角度の変化に伴う色調変化も抑制。素早く、正確に表示情報を読み取ることが可能で、医療用のポータブル機器や産業用の計測機器など、様々な角度から画面を見る場面に適しています。
  3. 低消費電力と幅広い適応性
    当社独自のColorXcell技術は、バックライトの出力を上げることなく高い色度域を達成するため、鮮やかな色彩表示と低消費電力を両立します。
    また、内蔵のLED駆動基板は5Vから12Vまでの入力電圧に対応するため、幅広い設計対応が可能です。

NLTテクノロジーの独自技術であるSFTは、水平電界(In-Plane Switching)方式による広視野角技術をベースとする高画質化技術で、医療分野における画像診断など、ハイエンド用途で高い評価を得ています。
一方、色変換技術・ColorXcellは、消費電力を抑えたままオリジナルのデータに近い色彩表示を可能にする技術です。
このたびの新製品は、こうした当社独自技術を適用し、さらに昨今産業分野や医療などのハイエンド用途でも普及しているワイドフォーマットを採用することで、一層高度化する液晶ディスプレイへのニーズに応えるものです。

NLTテクノロジーは、このたびの新製品を高度な表示性能が求められる様々な産業分野へ幅広く展開していきます。また、今後も幅広いニーズに応えるべく、多様な用途に最適な液晶ディスプレイモジュールの開発・製品化を進めていきます。

なお、当社はこのたびの新製品を、6月5日から7日まで米国ボストンで開催される「SID Display Week 2012」の展示会に出展します。

新製品の仕様は、別紙をご参照ください。
NL12876AC18-03/03D」の主な仕様 <別紙>

以 上

プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。