構造改革による経営基盤強化について
報道関係各位
2009年3月4日
日本電気株式会社
NEC液晶テクノロジー株式会社
NEC液晶テクノロジー(代表取締役社長:上野 敏彦、本社:神奈川県川崎市)は、産業系のカラー/モノクロ液晶ディスプレイモジュール等の映像表示装置事業をグローバルに展開すると共に、継続的な経営革新活動による事業強化を行ってまいりました。
しかし、昨年秋からの米国における金融不安に端を発した世界同時不況により、液晶産業は需要の落ち込みに歯止めがかからず、また急激な円高による為替差損の増大などにより、当社は未曾有の大幅な減収減益となっております。来年度も回復の見込みが見えない市場環境下で事業存続を図るためには、固定費の大幅な削減が必須の状況となっております。
このため、以下の構造改革の実施を決定し、今後、経営効率のさらなる改善に努めてまいります。
- 現有二工場の内、鹿児島工場(鹿児島県出水市)を2009年12月末に閉鎖し、生産を秋田工場(秋田県秋田市)に統合します。
- 生産の一拠点化に伴い、本社機能の一部(神奈川県川崎市)を秋田工場に移管・統合し、効率的な組織へ再編します。
- これに伴い希望退職を実施します。人員については現在の1,190名が、2010年3月末には概ね600名となる見込みです。
当社は今後、一連の構造改革により経営基盤強化を図るとともに、産業系の製品事業を機軸に、3D・電子ペーパー等の新技術による新市場開拓への積極的な取り組みに努め、お客さまへの製品供給・サービスを引き続き継続・強化してまいります。
なお当社の概要は、別紙をご覧下さい。
・<別紙> NEC液晶テクノロジーの概要
以 上
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その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。