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薄型・軽量・低消費電力を追求した白色LEDバックライト搭載産業用カラー液晶ディスプレイモジュール2機種を発売
~「産業用スリムラインシリーズ」を新たに展開~

報道関係各位
2009年1月26日
日本電気株式会社
NEC液晶テクノロジー株式会社

「NL10260BC19-01D」「NL10276BC20-12」

NEC液晶テクノロジー(代表取締役社長:上野 敏彦、本社:神奈川県川崎市)はこのたび、計測器やFA制御装置をはじめとする産業機器用の表示デバイスとして、CCFL(冷陰極管)採用の従来機に比べて大幅な薄型化・軽量化・低消費電力化を実現した白色LEDバックライト搭載アモルファスシリコンTFT(薄膜トランジスタ)カラー液晶ディスプレイモジュール2機種を製品化し、本日より販売活動を開始します。

新製品は対角26cm(10.4型)、XGA(1024×768ピクセル)表示対応の「NL10276BC20-12」、および対角23cm(8.9型)、WSVGA(1024×600ピクセル)表示対応の「NL10260BC19-01D」の2機種です。両機種とも、薄型・軽量・低消費電力という白色LEDバックライトのメリットを追求して機構設計を最適化した結果、CCFLバックライトを搭載した当社同等機種に比べ、厚さを4割以上、質量を5割以上、消費電力を約5割削減することに成功しています。さらに、当社産業用従来製品と同様、-20℃~+70℃の広い動作温度範囲とLEDユニット交換をサポートし、長期供給にも対応します。

新製品のサンプル価格、サンプル出荷時期、販売目標台数は以下の通りです。

サイズ・解像度 型名 サンプル価格 サンプル出荷時期 販売目標台数
(今後1年間)
10.4型XGA NL10276BC20-12 60,000円 2009年 4月 3万台
8.9型WSVGA NL10260BC19-01D 40,000円 2009年 1月 3万台

近年、特に産業系の様々な分野において、薄型・軽量かつ低消費電力で耐振動性・耐衝撃性に優れている上、高調波電流や高周波ノイズの発生源となりうるインバータ回路も不要な白色LEDをバックライトの光源に採用した液晶ディスプレイへのニーズが急速に高まっています。
NEC液晶テクノロジーはこうしたニーズに応えるため、白色LEDバックライト搭載製品の開発を推進し、既に、可搬型端末や小型計測器の分野で需要の高い5.7~7.0型で7機種、産業用表示装置の主流である8.4~12.1型で4機種の、合計7サイズ・11機種をラインアップ化しています。しかし、産業分野におけるニーズの多様化・高度化に伴い、可搬型端末や小型計測器に求められる表示情報量はますます増大しており、厚さや重さ、消費電力の増加を極力抑えながら、大画面化、高解像度化した製品への要求が新たに高まりつつあります。
このたびの新製品2機種は、従来のCCFLバックライト製品との互換性を重視した「産業用中核機種シリーズ」とは別に、白色LEDバックライト製品のメリットである薄型・軽量・低消費電力をさらに追求しつつ、産業用液晶ディスプレイモジュールに求められる広い動作温度範囲とロングサポートを実現する「産業用スリムラインシリーズ」として新たにラインアップに加えることによって、こうした要求に応えるものです。

NEC液晶テクノロジーは今後も、利用環境への適応性に優れ、地球環境への負荷軽減にも貢献する白色LEDバックライト搭載産業用液晶ディスプレイモジュールのラインアップ拡充に力を注ぎ、多様化・高度化する液晶表示装置へのニーズにきめ細かく対応して新たな応用分野を開拓していきます。

新製品の仕様は、別紙をご参照下さい。
「NL10276BC20-12」の主な仕様 <別紙 1>
「NL10260BC19-01D」の主な仕様 <別紙 2>

以 上

プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。