強外光環境下での利用に適したTFTカラー液晶ディスプレイモジュールのラインナップを強化
2006年04月17日
NEC液晶テクノロジー株式会社
NEC液晶テクノロジー(代表取締役社長:奥野和雄、本社:神奈川県川崎市)はこのたび、晴天時の屋外や直射日光の当たる室内などの強い外光下でも鮮やかなカラー表示を実現できるアモルファスシリコン TFT(薄膜トランジスタ)液晶ディスプレイモジュール3機種を製品化し、本日より販売活動を開始します。
新製品は対角21cm(8.4型)、SVGA(800×600ドット)表示対応の「NL8060BC21-03」、同VGA(640×480ドット)表示対応の「NL6448BC26-09C」、および対角17cm(6.5型)VGA表示対応の「NL6448BC20-20」の計3機種です。いずれも当社独自のST-NLT(Super-Transmissive Natural Light TFT)技術を採用することによって輝度を各機種とも50%以上向上し、日光が直接画面に当たるような環境でも、直射日光に負けない鮮やかなカラー表示が可能です。また、-10℃~+70℃という広い温度範囲における正確な画面表示を保証しています(※「NL6448BC26-09C」は-20℃~+ 70℃)。
これらにより、直射日光の当たる厳しい環境下での利用が想定される、船舶用各種計器、自動販売機、ガソリンスタンド用POS端末といった装置用の表示装置として、高い視認性・信頼性を実現します。
新製品のサンプル価格と出荷開始時期、および今後1年間の販売目標台数は以下の通りです。
品名 | サンプル価格 | 出荷開始時期 | 販売目標台数 |
---|---|---|---|
NL8060BC21-03 | 50,000円 | 平成18年4月28日 | 5万台 |
NL6448BC26-09C | 45,000円 | 平成18年6月中旬 | 5万台 |
NL6448BC20-20 | 40,000円 | 平成18年4月28日 | 5万台 |
昨年4月に初めてST-NLT技術を適用し、強外光下での視認性確保という、従来の電子表示装置の課題を克服した 5.5型TFTカラー液晶ディスプレイモジュール「NL3224BC35-22」を発売以来、市場からは、他のサイズ・解像度でのST-NLT技術適用液晶モジュールの商品化を求める声が高まっていました。今回の新製品は、昨年8月に製品化した12.1型TFTカラー液晶ディスプレイモジュール「NL8060BC31-32」に続き、こうした市場の声に応えるものです。今回の新製品により、ST-NLT技術採用製品は、5.5型から12.1型まで5機種のラインナップが揃い、より多種多様なニーズに応えることができるようになります。
NEC液晶テクノロジーは、今後も各種産業用途向け液晶モジュールにST-NLT技術を展開し、液晶表示装置の利用環境を拡大して新たな応用分野の開拓を目指していきます。
なお、当社はこのたびの新製品3機種を、4月19日~21日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「Display2006」に出展します。
新製品の仕様は、別紙をご参照下さい。
対角21cm(8.4型)「NL8060BC21-03」の主な仕様 (別紙1)
対角21cm(8.4型)「NL6448BC26-09C」の主な仕様 (別紙2)
対角17cm(6.5型)「NL6448BC20-20」の主な仕様 (別紙3)
以 上
プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。