産業用TFTカラー液晶ディスプレイモジュールの中核機種ラインナップを強化
~各種特性の改善により多様な環境への適応を実現~
2006年04月11日
NEC液晶テクノロジー株式会社
NEC液晶テクノロジー(代表取締役社長:奥野 和雄、本社:神奈川県川崎市)はこのたび、アモルファスシリコンTFT(薄膜トランジスタ)液晶ディスプレイモジュール5機種を製品化し、本日より販売活動を開始します。
新製品は対角31cm(12.1型)、SVGA(800×600ドット)表示対応の「NL8060BC31-41D」、「NL8060BC31-42」、対角26cm(10.4型)、VGA(640×480ドット)表示対の「NL6448BC33-63D」、「NL6448BC33-64」、および対角 21cm(8.4型)、VGA表示対応の「NL6448BC26-09」の計5機種です。これらの新製品は、当社の産業用液晶ディスプレイモジュール中核機種の後継機にあたり、600:1の高コントラスト、上下160°左右140°の広視野角、25msの高速応答、-20℃~+70℃の広動作温度範囲など、各種基本性能を向上しています。
新製品のサンプル価格と出荷開始時期、および今後1年間の販売目標台数は以下の通りです。
品名 | サンプル価格 | 出荷開始時期 | |
---|---|---|---|
NL8060BC31-41D | 42,000円 | 平成18年 5月下旬 | 合わせて40万台 |
NL8060BC31-42 | 42,000円 | 平成18年 8月下旬 | |
NL6448BC33-63D | 38,000円 | 平成18年 6月上旬 | 合わせて40万台 |
NL6448BC33-64 | 38,000円 | 平成18年 7月中旬 | |
NL6448BC26-09 | 35,000円 | 平成18年 4月28日 | 合わせて20万台 |
FA機器や計測器をはじめ、さまざまな産業用機器に使用される表示装置は、画面上に表示する多種多様な情報をすばやく正確に読み取る必要があるため、高い視認性が求められています。近年は、設置場所や利用環境の拡大に伴い、こうしたニーズもさらに高度化・多様化しています。このたびの新製品は、当社の中核機種ラインナップを一新し、これらのニーズに応えるとともに、より厳しい温度環境下での利用にも対応することで、ユーザビリティの向上と、より多様な環境への適応を実現しています。さらに、外形サイズや取付け位置、信号インタフェースなど、従来機との高いコンパチビリティを保持しており、大きな設計変更を伴わずに、新製品へのリプレースが可能です。
NEC 液晶テクノロジーは、早くから産業分野における液晶ディスプレイのニーズに着目し、独自の先進技術と長年にわたって培ってきたノウハウを組み合わせて、幅広い分野の多様なニーズにきめ細く対応する多彩な製品群を提供してきました。今後も、各種産業分野のさまざまな要求に応えるとともに、新たな応用分野の開拓を目指して、さらなる製品ラインナップの強化を図っていきます。
なお、当社はこのたび開発した5機種を、4月19日~21日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「Display2006」に出展します。
新製品の仕様は、別紙をご参照下さい。
対角31cm(12.1型)「NL8060BC31-41D」の主な仕様 (別紙1)
対角31cm(12.1型)「NL8060BC31-42」の主な仕様 (別紙2)
対角26cm(10.4型)「NL6448BC33-63D」の主な仕様 (別紙3)
対角26cm(10.4型)「NL6448BC33-64」の主な仕様 (別紙4)
対角21cm(8.4型)「NL6448BC26-09」の主な仕様 (別紙5)
以 上
プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。