高画質・スリムタイプのハイエンドモニタ用TFTカラー液晶ディスプレイの発売について
2000年10月23日
日本電気株式会社
46cm(18.1型)のTFTカラー液晶ディスプレイ 「NL128102AC28-07」
NEC(NECエレクトロンデバイス)はこのたび、狭額縁・軽量化と高画質化を実現した、デジタルインタフェース・1677万色表示・46cm(18.1型)のアモルファスシリコンTFT(Thin Film Transistor;薄膜トランジスタ)カラー液晶ディスプレイ「NL128102AC28-07」を製品化し、本年12月からサンプル出荷を開始いたします。
新製品は、1280×1024画素を有し、上下左右とも170度という超広視野角の液晶ディスプレイで、
- ドライバとコントローラのIC実装の統合により当社従来製品「NL128102AC28-04」と比べ、画面サイズはそのままに、縦、横の外形寸法をそれぞれ35mm、20mm縮小、また直下型バックライト構成の最適設計により10mmの薄型化を実現
- 上記の狭額縁・薄型化により当社従来製品比300gの軽量化
- 画素電極配置の最適化により見る方向による色味の変化(カラーシフト)を最小化
- 粘度の低い液晶材料の開発により30ミリ秒の高速応答が可能
などが大きな特長となっております。
新製品のサンプル価格は、19万円となっており、量産開始は2001年1月から、量産規模は既存の18.1型(3品種)と合わせ月産2万台を予定しております。
環境保全型製品を求める世界的な社会潮流の中で、省スペース、省エネルギー性能に優れ、人の眼にも優しい表示の可能なTFTカラー液晶ディスプレイのモニタへの応用が本格化してきました。すでにCRTモニタとのプラグ互換性を有する汎用の単体液晶モニタ、モニタ一体型パソコン、さらには液晶モニタをバンドルした省スペースデスクトップパソコンなどの形態で急速に普及し始めております。昨今、こうしたパソコン・モニタについても、デザイン性を追求した製品が市場投入されており、モニタ用液晶モジュールに対して狭額縁化・薄型化が求められてきております。
新製品は、このようなニーズに応えるため製品化されたものであり、RGB各8ビット信号処理方式による1677万色表示、超広視野角はもとより、視認方向による色味変化(カラーシフト)、応答速度などにおいても一層の改善を図ることでより高度な表示性能を達成するとともに、応用製品のスリム化、軽量化の要求に応える狭額縁化や軽量化を、それぞれ実現したものであります。
なお、新製品の主な仕様は別紙をご参照下さい。
以 上
プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。